日本は医師不足?
医師は「人の命を守る」ことを職業とする現代社会にあっては、非常に重要な職業です。
医療や保健指導を行うことで、医学に基づいた傷病予防や診療、公衆衛生の普及に責任を持っています。
医師不足が時々話題に上りますが、現在の日本において他の国よりも実際に医師が不足しているのでしょうか。
日本は経済協力開発機構(OECD)に参加していますが、このOECDに参加する34か国の内で日本が医師不足といった状態になっているのかどうか調べてみました。
OECDの2007年(30か国の統計による)発表の統計によると、人口1000人あたりの医師の数は日本では、医師2名となっています。
他の参加国の平均は3名となり30か国中27位と非常に低いとされて発表されたことがありますが、実際には国土1平方キロあたりの医師数は4位となっており、医師との物理的距離は世界の中で上位となっています。
離島やへき地の医師不足は否めませんが日本の医師不足は限られた地域の問題として見ることもできるようです。
医療に必要不可欠な医師の求人傾向について
医師は、医療行為を行う上で最も重要な要となる存在です。
しかし、診療科目別に医者関連の求人情報を見た場合に医療分野によって求人の数や常勤かアルバイトの募集かなどの人材募集内容にばらつきが大きめであることが国内における大きな問題の一つになっています。
ある診療科目では、募集人員に対して専門医が余り気味でなかなか採用枠に入れないということが地域によって起こります。
しかしまた別の診療科目においては、医師の常態的な不足により1人の専門医が日勤・夜勤を問わず長時間でかつ重い労働と責任をこなさなければならないということが起こりがちです。
これから医師を志望するにあたっては、医者になるために必要な知識を身に付け実践を繰り返していく中で自分のやりたいことや自分自身の適性ともう一つ、診療科目の求人の現状を充分に把握して総合的に考えておく必要があります。
将来の進路として大学病院への就職を目指すのか普通の病院で勤務したいのかや将来的に開業医を目指すことも考えるのか、さらには都会の病院に勤務したいのか故郷へのUターン転職を希望するのかなども進路を考える際の一つの基準になります。
また就職や転職の際には、就職あるいは転職した人の事例を見ていくことも参考にする上で重要です。
就職及び転職した人の事例については医療関連の人材募集情報サイトに詳しく載っていますので、できるだけ複数の医療関連の人材募集情報サイトに登録をした上で情報集めをしておくことが進路を決めるのに役立ちます。